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発達障がいとは?

発達障がいとは、自閉症スペクトラム (ASD) や学習障がい (LD)、注意欠陥・多動性障がい (ADHD) などの総称です。知的な障がいを伴うこともありますし、これらの症状が複雑に重なって現れることもあります。様々な現象となって表れるため、近年になるまであまり知られていなかった障がいです。

  • 自閉症スペクトラム
    (ASD)

    コミュニケーションカ、想像カ、応用力などの不足や感覚過敏などの症状が特徴。知的障がいのない自閉症を高機能自閉症と言います。
  • 学習障がい
    (LD)

    読み書きや計算能力、聞いたり推理する力など、学習において必要とされる能力に困難がありますが、全般的な知的発達の遅れはありません。特定分野においてのみ苦手なことが生まれるため、発見されにくいのが特徴です。
  • 注意欠損多動性障がい
    (ADHD)

    集中できない(注意欠如)、 じっとしていられない(多動性)、衝動的な行動の3つの特徴があります。目の前で起きた事に反射的に動いてしまい、行動前にどうなるか考えるということが苦手です。

発達障がいの原因とは?


発達障がいの主な原因は、脳の機能障がいと言われています。
最近の研究では、前頭前野や大脳辺縁系、大脳基底核の働きが低下することが原因と考えられています。
また小脳や神経伝達物質の異常も大きな原因の1つと考えられていますし、遺伝も関係しているとされています。


どうすればいいの?

では発達障がいと診断された場合、どうすればいいのでしょうか?

発達障がいの方は、一見しただけでは判別がつきません。このため、支援の必要性が無いと誤った判断をされてしまいがちです。その結果、困った行動をしてしまう人物という誤解に基づく評価を下されます。周囲からの理解がないと、人と異なる行動を問題行動と誤解され、叱責やいじめの原因となったりするなど、傷つけられることも多くなります。

しかし、発達障がいはすべての領域で遅れているわけではありません。むしろ優れている領域もたくさんあるのです。得意なことと不得意なことの差が大きいのです。

また、本人が「簡単なことのはずなのにできない」「真面目にやっているのにふざけるなと言われた」「友達付き合いがうまくいかない」と思って自分自身を責めたり、不安に感じ、苦しんでしまう場合もあります。
ですから、発達障がいではない子どもと見比べて同じレベルを求めるのではなく、そのお子さんの良さを大切にした保育をしていく必要があります。

お子さんの「いいところ」を見つけ、問題があるところは手を差し伸べる。お子さんに対する接し方ひとつで、発達障がいの子どもでも健やかに成長させることができます。お子さんの将来は変わりうるのです。

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